プレッシャーの弱さと元気な体

職場では先輩達には私は体調が良く無いと思われていたようでした。眠くなるからあまり食べれなく、どんどん痩せていくから周りも心配だったようです。

当の私は「今日は絶対よく寝よう」と意気込む割には眠れない日が多く、でも眠れないという事は大きな病気と違うからと少し気楽だっように思います

通勤のバスで寝る事も多いし、よく眠れなかった日は食べる量は少ないとは言っても「あれが食べたい、これが食べたい」という食欲自体はあったから、眠りがままならないために心身共に疲れ果てているという自覚はありませんでした。

その反面、眠れないという症状を誰かに話すのは気が引けました

実は眠れない自分は精神的にどこかおかしいとか思われそうで、当時はまだ不安障害や鬱病という病気があったんだろうけれど、今ほど溢れていなかったのもあるでしょうか。

顔色も悪くなり、大きなニキビがいっぱいできて厚化粧でカバー。そして、お客様に



と言われるまでに痩せていました。さすがに、自分は寝ていないせいでこうなったと言いたいけれど言えないという変な気持ちでした。

きっと、プライベートが派手だったのもあってか、不眠症ではなく「不摂生、寝不足」といった、どこか後ろめたいものがありました。でも、棒みたい!というのは堪え、それからは葛藤でした

ここまでひどいのは起きれないのが怖くて眠れなくなったのがきっかけだけど、結局こうして仕事に出てこれる訳だし、一日中立ってられるし、倒れたら体調不良じゃなくて寝不足なだけだな…。と。

ですが、この症状は夏のセール時には治まっていました。

多分、新卒で緊張していたのが一番の理由かと。そして、大ごとにならなかったのは若くて体が丈夫だったのもあると思います。

プレッシャーに弱い自分と丈夫な体と、だらしない不摂生が祟ったと思われてしまう前に、まだ仕事に慣れていないのだろうと思われていて気が楽だったのもありました。

やっぱり自分はおかしい??

洋服店が閉店し、毎日靴の中でギュウギュウになっていた足が楽になったのが心地良かったのかすごく良く眠れました。

思えば、立ち仕事の足の痛みも辛かったから明日はどうやって凌ごう?というのも気を重くさせたのかもしれません

家では「無職のくせに寝てばかりいるな」と怒られてしまうほど毎日よく寝ました。そうしているうちに次の就職先が決まり、それを機に一人暮らしを始めました。

後に、患って大変な思いをする事になるアルコール依存性を発症させたのもこの時も大きな引き金となるのですが、でも大量のアルコール摂取で「起こしてくれる人が居ない」という不安はあった割に睡眠はスムーズに取れていた気がします。

ですが、この時は前の職場の時とは違い、仕事に慣れてきて体が疲れ始めてから、



こんなに疲れて眠ってしまったら、朝は起きれるのか?と。そこはエステだったのでリラックスできる音楽が常にかかっていて一瞬だけ寝入る事も多くなりました

ハッと目を覚ますと長い時間寝ていたような、それは質の良い睡眠だからそう思うのか、寝てしまった罪悪感からか分かりませんがバレないように周りを見て異変がないと分かってホッとしたものでした。

マズい!とにかく少食では眠れない日がきてしまう!と、朝と昼は眠気が来ないように少なくするものの夜は多く食べました。

当時付き合っていた男は働き者でしたが嫉妬深いバカで、でも母親が看護師でした。

とにかく、そのバカに自分は眠れない日が来ることがあって、今も少しおかしい事を告げると、早速数日後に睡眠導入剤を持ってきてくれました

その母親は激務で、たまに疲れ過ぎて眠れない時があって睡眠導入剤を飲むのだとか。

バカも使い様だと思ったのですが、いざそんな薬を前にすると自分は一生うまく眠れないのでは?と心配になって、飲めませんでした。

睡眠薬ではないと分かっても。自分でなんとかしようと、でも結局は眠れない日が来ました。

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