【眠れないこともストレスに!】ストレスと不眠症

よく「ストレスで眠れない」という言葉を聞きます。私自身も不眠で本当に困ったのはストレスがかかった時です。

ストレスと睡眠は関係が深いのは誰もが知ることで、そこに輪をかけて、もともと不眠症の人がストレスを抱えるとすぐに症状が悪化してしまいます。

ストレスとは、



嫌なことが全てではなく何か特別な嬉しい事が起こっても脳は覚醒していて、ストレスが生じています。しかしその場合のストレスは嫌なストレスか良いストレスかのちがいです。

よくドラマでも「明日デートなのに眠れない」というセリフがありますが、嬉しくて脳が覚醒しているせいで眠れない状態です。

良い事が原因でのストレスであれば大歓迎なのですが、生きるうえで人は良い事ばかりではないですし、むしろ日本人は悪く考えがちと言いますか、脳が幸せを感じること自体が少ないとされていてストレスとはとても付き合いが深いのです。

ストレスは心に対する「重圧、圧迫、ゆがみ」であり、脳内や体の調子もそれに従います。疲労というと、すぐに「休みたい、眠りたい」という欲求に結びつきそうなものですが、ストレスが与える脳疲労というのは覚醒状態、興奮状態を引き起こしてしまいます

自律神経失調症という病名を聞いたことはあるかと思いますが、自律神経は体内を一定の状態に保とうとしています。

暑い、寒いといった外部からの刺激や心にかかるストレスによって偏ることを阻止しようと頑張っていることろが「自律神経」で、これはホルモン分泌、内臓の作動、血管の拡張や収縮、他にも発汗や体温調節もしていますし、免疫の調整もします。

無意識の中でも動いていなければならない神経です。これは交感神経と副交感神経の二つに分かれていて、お互いに調整しあって自動的に切り替わるのです。交感神経は活動の神経、副交感神経は休みの神経です。

これらは正常であれば良いバランスで自動的に切り替わり、お互いに役割を果たしていますがストレスで交感神経の働きが活発になってしまうこともあるのです。

そこから生じる不調が自律神経失調症とされています。ストレスと不眠、この関係はストレスで交感神経の働きが活発になって、休むという副交感神経の働きが弱まったということです。

解消法はまさにストレスの解消なのですが、誰しも簡単にいけばストレスなど溜めません。こうなればストレスと上手く付き合い、その中で副交感神経の働きを活発にするしかないのです。

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不眠症と、ストレスとの上手な付き合い方

世の中の人はストレスストレス…と言い過ぎのような気もしますが、本当にストレスで不眠症になってしまいのですからバカにできないのでしょうね。

現代はストレス社会とは言われていて生きる上でストレスと背中合わせだと言うなら、もう少しストレスとうまく付き合えないものでしょうか。

ストレスにも良いものと悪いものがあって、適度なストレスはいい動機となります。この課題を乗り越える!といった活力源ともなるのです。

しかし、そんな綺麗事だけとも限らず、人は睡眠を摂るにあたって邪魔になる「外的ストレス」に睡眠を妨害されることがあります

騒音、光り、寝具との相性といったもので、これらはいずれも自覚していれば改善できますが中には外的ストレスが睡眠の妨げになっていると気が付かないまま「眠れない」とアタフタする人も。

ここが難しいところで、本人に自覚がなければストレスとカウントしなくても良さそうなものですが、実際にその外的ストレスで眠れないのなら症状としては少し複雑で、それこそ



そもそも、一般的に知られているストレスとは?例えば毎日仕事で、もう何から何まで腹の立つ野郎と関わり合わなければならない…といった典型的なもの。

それは、心理的なストレスで身体の中は緊張状態にあるということです。そうですね。何から何まで腹が立つなら穏やかで平和な気分ではありませんからね。

この場合で言うと、その腹立たしい人を見かけるや否や自律神経が作動して交感神経を働かせ、心拍数と呼吸数の増加、発汗、血圧と血糖値の上昇、筋肉の収縮が起こり、身を守るための体制を整えているのです。

仕事でほぼその腹立たしいのとずっと一緒なら身体も悲鳴をあげて不眠の症状が出てもおかしくはありません。

しかし、ここでおとなしく不眠で苦しむのも如何なものかと思うのです。最初に話したような「不眠の外的ストレスの自覚」、こういったストレスへの対処に繋がるような出来事が起こるのが望ましいのですが、ストレスを与えるのが他人となると簡単ではありません

ここで、考え方を変えてしまえば良いのです。一言に「ストレス」とは言いますが、身を守るための手段なのです。

現在悩んでいてストレスとして不眠に繋げているものは、本当に身の危険となるほど悩むべき問題か?と問いかけてみるのもいいでしょう

眠れないなら、心に重くのしかかる負担としてモゾモゾ悩むだけでなく、眠れない時間をその悩みが自分にとって何ほど辛いのかを分析してみることに使ってみましょう。

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眠れないというのは立派なストレス



これを考えることはすでにストレスです。「もうこんな時間・・・」と思いつつ、明日への不安が押し寄せる。寝ようと思えば思うほど、その思いが強ければ強いほど緊張感が生まれます

あれこれ寝れる方法を試したけど、思うようにいかない。入眠障害に苦しむ人の多くは、このように思っているはずです。

しかし、その緊張感のせいで寝れないのか、寝れないから緊張してしまうのか?どちらにしても眠れる環境ではないことは確かです。大切なことは「早く寝ないと」と焦らないことです。

あなたに安心できる情報を一つ、眠れない、不眠症だと思っている人の中には、実際には結構眠れているというデータがあります。眠れているのに眠れないと無駄な不安を作ってしまっている人は少なくないのです。

本当に眠りにつくためには



というのは重要です。眠れる環境を整えることは大切ですが無理に寝ようとすればするほど眠れない環境を作っていることがあるのです。

不眠という現象を不眠にさせる要因にしてはなりません。私も、かなり前から眠るときに眠ることを考えるのはやめました結構、知らない間に眠りにつくものです。

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