お腹いっぱい食べた後は眠気が襲ってきます。そのまま眠れたら最高ですね。眠気の理由としては食べたものを消化するために血液が胃に集中します。
その間の脳は血液が減り、活動が低下して眠気に繋がるようです。ですがここで眠ってはいけないようです。
休息とは、身体全体の休息でないと意味がなく、このように身体のどこかが忙しく活動している中で睡眠を摂っても
ようです。
私も睡眠とは何かをよく分からず不眠症状が出ている時、お腹いっぱい食べてウトウトしてきたのをいい事にそのまま寝ていたことがありましたが、確かにその時は不眠症は改善されませんでした。
むしろ「昼間寝たから今日くらい眠れなくて良いかな?」などと安心して、昼間の満腹時にほんの一睡だけでもすれば何とかなると思っていたのでした。
こうした事から、不眠症を抱えている人はいかに内臓の活動にも休息を与えられるか見直すために食生活から改善してみるのも良いといいますね。
食事だけでは不眠症は治りませんが、せめて不眠で疲れている身体に労わりを持った食生活を送れば何らかの変化をもたらします。
例えば不眠症状がある人で、昼に食事を済ませてから眠くなるのに夜は眠れないといった典型的なケースであれば昼食の量を減らしてみるのもいいでしょう。
不眠に悩む人は昼食後の睡魔が怖くて、ついカフェインを摂りたがりますが昼食そのものを減らせば後でやってくる眠気も違います。まずは思い切ってカフェイン摂取をやめてみるのも良いのです。
不眠には原因があるのだし、それが精神的な問題だと明確だとしても身体の内側を労って間違いはありません。
不眠の辛さから、つい人は甘いもの、ジャンクフードやファストフードに手を伸ばしがちです。確かに、少し体に悪いとされているけれど美味しい物は脳に幸せを感じさせてはくれますが
「美味しい」と感じる物はたいてい塩分や脂分が高いので血圧上昇の原因となり不眠に輪をかけます。
不眠と血圧上昇は関係が深く、本来は夕方から夜にかけ副交感神経の働きが活発になるはずなのに対し、眠れない体内は交感神経の働きが活発になり血液中の興奮物質が多くなります。
これによって心臓の働きも活発になり血圧が上がった状態になっているのです。体内で大変な事が起きている不眠症、少しでも食生活を見直して身体を労わると今後の睡眠も変わるかもしれませんね。
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目次
不眠症解消と玉ねぎの成分との関係
玉ねぎは食べるにもアロマとしても不眠に良い効果を発揮します。
厳密に言えばアロマ効果というよりも玉ねぎの匂いとともに発散される成分なので少し違うのですが、ほぼアロマといっても良いでしょう。玉ねぎを切る時には目に沁みて涙が出ますね。
それは目が痛い、辛い匂いが染みるというのもありますが、その奥にフニャッと目の奥を搾られたような、なんとも言えない感覚が涙を誘うのはお分かりでしょうか。
刺激という目が覚める物質ではなく、くすぐるような、じんわり沁みるような、そのまま目を閉じていたい衝動に駆られます.
これは玉ねぎに含まれる硫化アリルという物質で、涙を誘うことから単に催涙効果があると思いきや、催眠効果もあるのです。
玉ねぎ匂いの優れた催眠効果はここで、不眠症で冴えている目は、疲れることで閉じることはあっても閉じた目の奥には何も感じませんし、むしろ閉じていることが難儀なように感じてしまい、結果的に起きてしまうのです。
しかし玉ねぎの匂いが目にきて、とっさに目を閉じたとします。その時の目の奥は、まるで閉じた状態がベストな潤いに満ちていて、それと同時に鼻の奥もスッキリします。
もしくは、そこまで快適ではないにしろ眠れないのに眠ろうとして閉じる目よりはずっと快適な状態になるのです。それは
で、たとえ目に沁みて涙が出たとしても、その目の奥では睡眠に入りやすい状態ができているのです。
不眠症には枕元に玉ねぎスライスを…とは言いますが、それはさすがに匂いが他に移らないよう努力が必要だし、寝る前に少し嗅ぐ程度で良さそうですね。
玉ねぎの印象は独特の匂いと涙が出る成分ですが、栄養価も高いのです。血液サラサラ効果は有名ですね。これも硫化アリルです。
偏った食生活や運動不足で血液はドロドロになりやすく、それはすでに現代病化しているといっても過言ではありません。
不眠症と血液の循環は大変密接な関係であり、眠ろうとして休息を欲しがる物質を分泌させる脳へ満足に血液が回らなくなるのも睡眠障害の原因の一つです。
硫化アリルはビタミンB1と一緒に摂ることでビタミンB1の吸収を高めます。
このビタミンB1ストレスビタミンと言われ、不足すると疲れが取れにくくなる上に不眠症症状、イライラ、倦怠感を引き起こします。
ビタミンB1は豚肉の赤身、たらこ、うなぎ、大豆製品に豊富に含まれます。ただ、熱に弱いので生色がお勧めのようです。
あまり多くとりすぎると胃に負担がかかるので量は注意が必要ですが、刺激的な辛味を持つ生玉ねぎは何にでも合いやすく調理法も数多くあるので、不眠症解消を意識して食事に生玉ねぎを多く取り入れることで眠れる身体を作っていきましょう。
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不眠症対策 飲み物で改善はできない?
不眠症患者は日中や就寝前に神経を鎮めるハーブティーを飲んでも眠れない、もしくは浅い眠りしかできないとはよくあることです。
好きなコーヒーをカフェインレスに変えたって症状はビクともしないなんて事も普通に起こります。
ですが、飲み物を飲むのは身体への水分補給という大切な作業であり、頻繁に行うものなので成分には気を付けたいところです。
それが不眠症状に気を使った物しか飲まないのに全く目が冴えたままだとしてもです。
一般的にはカフェインが効きすぎ、刺激の強い飲み物は不眠に良くないとしています。確かにグッスリ寝て起きてからコーヒーを飲むと目が覚めるし気分も変わります。
コーヒーのカフェインとアロマ効果ですね。リラックスと共に活性化を図るのです。しかしこれが
カフェイン自体は体内に蓄積されるものではなく尿として排泄されるのですが、どういうことか不眠症の人が昼間にコーヒーを飲んでからのシャキッとした感覚が夜まで続く事があります。
そのまま朝を迎えて意識がはっきりしない中、コーヒーを飲んでも効かないクセに可笑しなもので困った症状。
対策としてはコーヒーを始め紅茶、緑茶、エナジードリンクなどカフェインを含む飲み物は午前中にとどめておく事でしょうね。
そして、不眠症でなくても人体には冷たい物よりも温かい飲み物の方が良いと言われています。不眠症の原因の一つに血の巡りが悪いという症状があります。
その対策ができるのが、温かい飲み物を飲んで内臓を冷やさないというものです。
冷えた内臓を温めようと体内の血液は内臓へ集まり、体の末端の温度は低下して脳へ行く血液も不足します。そこで起こるのが
です。自律神経とは内臓、血液など自分の意思でコントロールできないバランスを整える大切な神経で、活動と休息の二つの働きを持っています。
それが乱れると上手く休息がとれない、昼間はやる気や集中力が出ないなど心身共に不安定となり不眠に繋がります。
飲み物にまで神経質になるのも考えものですが、やはり不眠に繋がる事はできる範囲で避けた方が良さそうです。
眠れない夜に温かいミルクやカフェインレスのハーブティーを飲むなど、対策と労わり兼ねた飲み物を飲むのも一つの手です。
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不眠症の改善・食べ物で対策しよう
不眠症の改善のためには、まず食べ物で対策していきましょう。サプリやグッズの力を借りるのもおすすめですが、やっぱり基本は食べ物です。
食事から摂れる成分は吸収率も高いので、できるだけサプリに頼らずに食べ物によって対策を考えましょう。
基本は栄養のバランスを考えた毎日の食事が重要です。その上でより意識的に摂取したいものをご紹介しましょう。まずハチミツです。
ハチミツには睡眠ホルモンのためには欠かせないトリプトファンという成分が豊富です。
セロトニンの材料になる成分ですが、寝る前にホットミルクなどにハチミツをティースプーン一杯入れると味も美味しくなり、不眠症の改善にもおすすめです。
バナナはマグネシウムやカリウムが豊富であり、これらは不眠症には不足しがちな成分と言われています。
これらが不足すると中途覚醒が起こりやすく、また足がつったりする原因にもなります。痛みで起きてしまうなんていうことは、誰でも1度は体験したことがあるのではないでしょうか。
そしてバナナにはこれらの成分以外にトリプトファンも豊富なのです。つまり不眠症にはベストフルーツということになりそうです。
フルーツというと、さくらんぼにもトリプトファンが豊富に含まれています。さくらんぼの季節にはデザートに是非おすすめです。
そしてもう一つブドウにもメラトニンがたくさん含まれているので、ブドウのデザートや100%の生ジュースもおすすめです。ただしワインは効果ありません。
またトリプトファンは肉やレバーにたくさん含まれているので、焼き肉などもおすすめです。
レバーはなかなか調理が面倒だという人もいますが、毎日焼き鳥1本程度食べるだけでも十分取りプロファンは摂取できます。
また大豆製品も多く含まれているので、納豆や豆腐を毎日の食事にプラスしましょう。
豆乳にハチミツを入れてゼラチンで固めれば、デザートの豆乳ゼリーのできあがりです。この中にナッツを入れればより効果が高くなります。
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不眠症解消に適した食べ物
不眠症の人は良質の蛋白質やカルシウムは欠かせません。特にセロトニンの生成のためにタンパク質は重要です。
そこでタンパク質とカルシウムが同時に摂れるものとして牛乳が挙げられます。なんと言っても牛乳は不眠症にはおすすめの食べ物です。
また睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌させるためには、セロトニンの生成が重要であり、その材料になるのがトリプトファンです。
トリプトファンがたくさん入っているものというと肉や魚が挙げられます。特に牛、豚、鳥のレバーには豊富に含まれているので、食事にもレバーを少しでも取り入れるようにするといいかも知れません。
またトリプトファンがタップリ入っている食べ物にはバナナがあります。バナナと牛乳で美味しいバナナジュースを作ってもいいのではないでしょうか。
もちろんバナナだけでもおすすめです。ダイエット中の人は牛乳の代りに豆乳でもOKです。
また不眠のときには枕元に玉ねぎを置くといいと言われますが、ニンニクや玉ねぎの匂いの成分には神経の沈静作用があります。
またビタミンB12はメラトニンの分泌にも促進効果があると言われています。
またマグネシウムも沈静作用が高く、現代人が不足している栄養素の一つですが、ピーナッツやクルミ、アーモンドなどのナッツ類には豊富に含まれているので、1日ピーナツやアーモンドなら10~20粒程度摂取するようにしましょう。
また良質の蛋白質にはセロトニンの材料が豊富ですが、肉ばかりでは脂肪などの問題もあるので、大豆製品を毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
例えば納豆や豆腐を上手に利用するようにします。他にもトリプトファンは乳製品にも豊富に含まれているのでチーズやヨーグルトもおすすめです。
特にセロトニンは小腸で作られるといわれており、セロトニンの前駆体の60%以上が腸内に存在しています。
そのため腸内環境を良くすることも重要であり、ヨーグルトなどの発酵食品も意識的に摂ることが大切ではないでしょうか。他に植物性の乳酸菌は漬け物などの発酵食品に含まれています。
不眠症改善・飲み物による対策
不眠症の改善には、飲み物による対策を行っている人もいます。まず良くないものを避けること、そして良いものを摂取することの2つになります。
不眠症の改善のために良くない飲み物を考えてみましょう。まずカフェインの多いものは避けなければなりません。コーヒーには多く含まれるので注意が必要です。
特に不眠症の人は10時間ほど影響を及ぼすこともあるので、ランチの食後以降は飲まないようにしましょう。また夕方以降は
他にも炭酸も寝る前には避けるようにします。また栄養ドリンクやビタミン剤も、カフェインや炭酸が入っているものが多いので夜は避けます。
他にお酒類も注意しなければなりません。お酒を飲むとぐっすり眠れると思っている人もいますが、適量を超してしまうと寝てから1時間~2時間で起きてしまう中途覚醒が起こりやすくなります。
そのため逆に睡眠障害が出てしまう場合もあるので注意しなければなりません。
また、だんだんスムーズに眠るためのアルコール量がだんだん増えていくようになります。これは体が慣れてしまうために起こりますが、
逆に不眠症を改善する飲み物を考えてみましょう。例えばどうしても眠れないときには、牛乳を温めて飲むと良いと言われています。
牛乳にはイライラを抑えるカルシウムや、睡眠ホルモンであるメラトニンの生成のためにも大切なトリプトファンが含まれているので、不眠のときの対策としてとても効果があるのです。
温めて飲むと体も温まって、より眠気を誘ってくれるはずです。またココアにも精神を鎮める効果があるので、ホットミルクにココアを入れるのもおすすめです。
他にもホットヨーグルトも最近良いと言われています。この場合は人肌程度の温度に温めれば、乳酸菌も死滅せずに摂取することができます。
他にも豆乳を温め、そこに擦ったショウガを入れたショウガ豆乳もおすすめです。
不眠症を改善する飲み物
不眠症を改善するのは睡眠薬ではありません。睡眠薬は不眠症の症状を抑えるだけであって、改善するならもっと根本的なところから改善することが必要です。
そこで食べ物や飲み物も多いに影響があると言われています。特に飲み物はカフェインによって不眠症を起こしてしまいやすいので、カフェインには注意が必要だということは多くの人が知っていることではないでしょうか。
それとは逆に睡眠障害に効果のある飲み物をご紹介したいと思います。
まず不眠症を改善したい人はお酒を飲むという人が結構いますが、逆効果の場合もあるので注意が必要です。
まず少量のお酒で寝付きが良く、中途覚醒などもなく朝までぐっすり眠れるならOKです。それはお酒がストレス解消になっていると考えられます。
しかしお酒を飲んで寝付きが良くても、夜中に何回も起きてしまったり、早すぎる目覚めなどが起こるなら、お酒は逆効果となっているので量を減らすかやめるようにしましょう。
お酒には体温を高め、心身の緊張をほぐし血行を促進する効果があります。この効果を上手に利用するなら、お酒も睡眠障害の改善に役立つと言えそうです。
また睡眠ホルモンのメラトニンの分泌には、幸せホルモンとも言われているセロトニンの分泌が必要となります。
そしてそのセロトニンの分泌にはトリプトファンという成分の摂取が重要となります。このトリプトファンを多く含んでいる食品の代表にはバナナがあります。
そこでバナナだけで食べるのは負担だという人は、牛乳と一緒にバナナジュースにして飲みましょう。牛乳にもトリプトファンが豊富に含まれています。
野菜では玉ねぎやニンニクに多く含まれているため、玉ねぎスープなどもおすすめです。
またストレスを解消するハーブティーもおすすめです。ローズやカモミール、ミント、サフラン、ラベンダーなどがおすすめです。
体もあたたまり、ストレスも解消していくため睡眠障害にはおすすめのドリンクです。寝る直前に飲むと、体もあたたまり効果が期待できます。
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